マキタのリチウムイオンバッテリーを分解
マキタの充電式のインパクトドライバーが気に入り、ここ数年で、草刈り機、掃除機
、扇風機と買ってきました。そして、古いニッカドの丸ノコをリチウムイオンバッテリーが使えるように改造して、使っています。
そんな中で、一番のネックは、バッテリーが高いということです。中国製の互換バッテリーも買いましたが、1年もたたずに充電不可になりました。
そこで、充電器にセットしたとき、LEDが点滅して、充電しないやつを、マキタ純正と互換バッテリーをばらしてみました。すると、BL1830の場合は、18650タイプのリチウム電池2個が1組の並列になり、それが5組の直列になっていました。18650タイプのリチウム電池は、ヤフオクやアマゾンで、ふつうに売っています。1個で3.7v2600mAhが一般的なので、この10個の組み合わせの場合は18.5vで5.2Aht言ってもよさそうだが、3.0Ahなのは、マキタの謙虚さなのでしょうか。
まず、中国製の互換タイプは、電池自体がだめになっているようで、それぞれの電圧を計ってみると、10個中6個がほぼ0vで残りも2v以下でした。これは、予想通りで、今度、電池をヤフオクで安く落札出来たら、交換してみようと思っています。
次に、マキタ純正のものは、なんとなく電池自体は生きており、基板が壊れているようでした。マイコンか専用ICらしきものがあり、各電池間の電圧チェックや温度センサーのチェックなどを行い、黄色の端子から、充電器に伝えているみたいです。
充電することを断念しているのは、このバッテリー内の回路か、充電器側なのかは分かりません。しかし、この基板には、大電流をオンオフするようなTRやFETは見当たりません。つまり、この基板から充電器に、温度センサーの値か各電池間の電圧か、そのような情報が、まともに伝わっておらず、充電器が充電しないと判断しているのではないかと想像します。それならば、単純な充電回路を作って、充電してみれば、どうなるのか試してみたいと思います。